2017年9月27日水曜日

マーマデューク新製品:ネックジョイントねじ3種類

マーマデュークのヤマハアルトサックス用ネックジョイントねじの試奏をさせていただきました。
少し短めということで「アルトサックス用」とのことでしたが、他社製のネックジョイントねじと長さはほぼ同じでしたし、テナーでも普通に使えました。
また、私の楽器本体はガーデラですが、ドイツ系の楽器はヤマハと同じネジ径のため、使えました。
他社製のネックジョイントねじもヤマハ用をガーデラテナーに使用していました)

今回発売となるのは1つではなく、材料違いのステンレス製、チタン製、アルミ製の3つ。

■ステンレス(SUS)製
もともと使っていた他社製のネックジョイントねじがかなりパワーの出るタイプだったため、最初の印象は少し物足りない感じでした。
ただ、楽器本来の鳴りを素直に出し、まとまりのある音が出る印象がしました。

■チタン(TI)製
ステンレスと同じく素直でまとまりのある音ですが、ステンレスより若干鳴りが増す感じがしました。
私はチタン製のストラップを使用していますが、チタン特有の軽い鳴りを実感できる思います。
(鳴りが増す感じがしたのは、吹奏感が軽いからかもしれません)

■アルミ(AL)製
3本の中で一番気に入ったのは、このアルミです。
一番音が太く、倍音が増え、少しエッジが立つように感じました。
もともとアルミは柔らかい材料。おそらくそのため他社ではアルミ製のネックジョイントねじの開発はされなかったのだろうと思われますが、この吹奏感は初めての体験でした。
もともと使っていた他社製のネックジョイントねじは、たまにパワーが出すぎて、少し音が広がりすぎる感じもありましたが、このアルミはそういうこともなく、ジャンルを選ばずに使えると思います。


ちなみに、マーマデュークのネックジョイントねじは、人工衛星に使うネジを製作しているメーカーと提携して製造されているとのこと。
ネジがすごく精度がよくても、楽器側(メス側)の精度がそこまでよくはないはずなので、やはり相性というのはあるとは思いますが、それだけ精度がよければ、試奏して選定しなくても、通信販売でも安心して購入できると思います。

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