角川映画シネマコンサートへ行ってきました。
全然知らなかったですが、最近は、映画の映像とセリフや効果音はそのままで、音楽部分のみをオーケストラが生演奏をする”シネマコンサート”が流行っていて、「STAR WARS(スターウォーズ)」や「LA LA LAND(ラ・ラ・ランド)」とかやってたりするみたいですね。
で、今回の角川映画シネマコンサートは、ルパン三世の曲の作曲で有名な大野雄二さんが作曲した以下の3作品に関してのシネマコンサートでした。
『犬神家の一族』(1976)
『人間の証明』(1977)
『野性の証明』(1978)
正直一つも観たことがなかったですが、今回のシネマコンサートであらすじを知ることができ、特に『犬神家の一族』は、さすがに有名な映画だけあって、ちゃんと通して観てみようと思いました。
今回のオーケストラはこのコンサートのために結成された特別なオーケストラで、名前は『犬神家の一族』の犬神佐清(いぬがみすけきよ)にちなんで「"SUKE-KIYO"オーケストラ」でした。
サックスは、大野さんのバンドの鈴木央紹さんに、平原綾香さんのお父さんでスタジオミュージシャンの平原まことさんがアルトサックス、熱帯ジャズ楽団などで活躍されている近藤和彦さんがなんとバリトンサックス。
今回のコンサートはPAの好みなのか、他の楽器に対してサックスの音が大きく、サックス(特に近藤さんのバリトンサックス)をじっくり聴くことができたのはよかったですが、全体の音のバランスとしてはいまいちだったと正直思います。
ちなみに、すごかったのはトランペットで、エリック・ミヤシロさん、鈴木正則さん、奥村晶さんに、大野さんのバンドの松島啓之さんという、これでもかというくらい豪華なメンバー。
トランペットが上手いとバンド全体が締まるし、さすがという感じの演奏でした。
スペシャルゲストとして、ダイアモンド☆ユカイさんが「人間の証明のテーマ」を、松崎しげるさんが『野性の証明』の主題歌「戦士の休息」を歌ってくれましたが、松崎しげるさんは強さの中にも優しさがすごく含まれた歌声で、やっぱり上手いなぁと感じました。
ダイアモンド☆ユカイさんは、ステージの狭いスペースでやたらとマイクスタンドをぐるんぐるん回しまくってて、どっかに飛んで行ったりしたらどうなるのかとヒヤヒヤし、歌はあまり覚えてません(笑)
また、大野雄二さんと高校、大学と同級生で、『犬神家の一族』で金田一耕助を演じていた石坂浩二さんがスペシャルトーク・ゲストとして来てくれ、大野さんとの関係などを話してくれて面白かったです。
ちなみに、19時に始まったこのコンサートが終わったのは22時35分。途中15分か20分の休憩はあったものの、公演時間は3時間半越え。正直ちょっと疲れましたし、翌日は休日出勤だったのでちょっと焦りました。。
シネマコンサートなので、事前に準備した映像に合わせて演奏するわけで、ということは最初から3時間半越えを予定していたことになり、それだったら始まる前に終了予定時刻を教えてくれててもいいような気も。。
そんな遅い時間まで国際フォーラムAホールを使わせてくれることにも、ちょっとビックリしました。(翌日にも同じコンサートが予定されていて、撤収作業の必要がなかったから?)
そんなこんなで、いろんな意味でお腹いっぱいのコンサートでした。
■角川映画シネマコンサート
http://kadokawaeiga-concert.com/index.html
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