2020年8月13日木曜日

レアなロブナーのDeepV 2本!!

10数年前に、とあるサックスコレクターさん宅にお邪魔させていただき、そこで吹かせてもらい、ロブナーのDeepVのメタルでした。


ほとんどヤフオクだけでなく、eBayにさえほとんど出ないレアなマウスピースですが、ここ数か月でメタル製とハードラバー製がそれぞれ出品されていたので手に入れてみました。

まず、DeepVの特徴は、なんといってもテーブルを深くえぐられた開口部ですね。
メタル、ハードラバー共に、テーブルにリードが接する部分がほぼないような形状になっています。
JoddyJazzのDVモデルは、このDeepVを参考にしているんだろうなと思いますし、DVももしかしたらDeepVから来ているのかもしれません。(あくまで憶測ですが)

このテーブルとリードの接地面積が小さいせいか、他のマウスピースに比べ、リードの振動量が多く、それによって大きな音が出やすいようです。

決してハイバッフルというわけではないので、太くて大きな音を求めている人にはピッタリかもしれません。

 

ちなみに合うリガチャーを探しにくいかと思いましたが、メタルはロブナーやGF systemのソプラノハードラバー用のリガチャーが使えましたし、ハードラバーは通常のテナーハードラバー用のリガチャーが使えました。




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2020年8月8日土曜日

SYOSの3Dプリンターマウスピースを試してみた。

ずっと気になっていた3Dプリンター製マウスピース”SYOS”を入手してみました。

まず、”SYOS”って何て読むんだろうと思っていましたが、Steve Neffのサイトでは「サイオス」と言っていました。

購入はSYOSのWebサイトの「SHOP」から簡単にできます。
https://www.syos.co/en

下記のように CUSTOM と SIGNATURE があり、フランスからの送料が €20 かかりますが、それでも SIGNATURE であれば2万3000円くらいで購入できるので、それほど高くはないです。 

●CUSTOM €249.17(31,055円)
→バッフル形状等、全ての個所を自分の好きなようにカスタマイズした上で注文できます。

●SIGNATURE €165.83(20,669円)
→SYOSアーティストが使っているマウスピースを購入できます。Tipオープニングは選べます。

ハイバッフル系のマウスピースが好きな私が選んだのは、テナーの中のMornington Lockettというプレイヤーのモデル。
(Mornington Lockettというプレイヤーは知りませんが)

Mornington Lockett氏は8★番を使用しているようですが、私は8番に変え、色は「Deep Magenta」にしました。

で、注文して2週間もかからずに届いたのがこれ。
写真のとおり、リガチャーとキャップも付属しています。 この写真でもわかりずらいとは思いますが、正直色が思ったよりも明るかったです。
(もう少し「Deep感」が欲しかった)

吹いてみての感想は、今までに経験したことがない吹奏感ということ。
もともとDrakeのNY Jazz(8番)というセラミック系のマウスピースをメインで使用していて、Drakeはかなり吹奏感が軽いですが、それよりもさらに軽く、正直コントロールが難しいほどで、慣れるのに時間がかかりそうな感じでした。

ただ、いろんな形状のマウスピースをソプラノ、アルト、テナー、バリトン全てで選べ、しかもそこまで高い金額でもなく、さらにいろんなカラーの選択肢も多いので、いろんな意味で楽しめるマウスピースだと思いました。

なお、購入後一か月以内であれば、送料は自己負担となってしまいますが、交換や返品も可能ということで、良心的だし、試しに購入してみるというのもありだと思います。

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2020年7月12日日曜日

サンボーン初のマスター・クラス「サンボーン・サマー・セッション」開講

雑誌「SAX WORLD」主催で『サンボーン・サマー・セッション』というのが昨日から開催されています。

それに先駆け、そのリハーサル動画として、若手プロ奏者がデビッド・サンボーンに質問をするというリハーサル動画がいくつかYouTubeにUploadされていますが、それだけでもとても興味深い内容でした。

また、「僕のルーツ&バックグラウンド」では、ハンク・クロフォードの「FROM THE HEART」に強く影響を受けたということを話してて、興味深かったです。
ハンク・クロフォードのアルバムは何枚か持っていましたが、「FROM THE HEART」は持っていなかったので、さっそく購入しました。

とても貴重な内容になることは間違いないですし、興味がある方は下記URLにて詳細を確認ください。

■デイヴィッド・サンボーン直伝! 初のマスター・クラス「サンボーン・サマー・セッション」を 日本のファンに向けてWebにて開講!
https://saxophoneworld.com/news/sanborn_summer_session-2

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2019年12月8日日曜日

Drake Liebmanモデル ソプラノマウスピース

10月30日にUPした「≪ライブレポート≫ボニー・ジェイムス atビルボード東京」にて、ボニー・ジェイムスのソプラノサックスはどこのメーカーのものかははっきりわからなかったと書きましたが、先日発売された THE SAX vol.98 にボニー・ジェイムスのインタビューがあり、彼のソプラノのセッティングが下記の通りであることがわかりました。

■ソプラノサックス本体:ヤマハ YSS-875EXHG SP(シルバープレート)
■マウスピース:Drake Liebmanモデル
■リガチャー:ウインスロー


Drake Liebmanモデルのソプラノ用マウスピースは以前に販売していましたが、今はもう販売されておらず、DrakeのWebsite上でも見つけることができません。

私は1本所有していますので、どのようなマウスピースなのか、写真を載せておきたいと思います。
 

写真では光ってわかりにくいですが、「M 0.65」との記載があります。
おそらくMidiumチェンバー、オープニング:0.65インチだと思われます。

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2019年11月4日月曜日

≪イベントレポート≫キャノンボールサックス 彫刻イベント

10月27日(日)に新大久保のサキソフォンラボ(クロサワ楽器日本総本店3階)にて開催された「キャノンボールサックス スペシャルイベント」に参加してきました。

今回のメインイベントは、キャノンボールの職人さんが、目の前でベル部分に彫刻を彫ってくれるというもの。

来日したメンバーは下記の3名。

●テヴィス・ラウカット:キャノンボール社長
●ライアン・リリーホワイト:国際セールス担当
●クリス・クーパー:彫刻師 / デザイナー

ライアンさんはイベントのポスターやチラシには載っていませんでしたが、出荷前のサックスの検品・調整も行っているそうで、キャノンボールサックスのバリトンは全て彼が出荷前に調整しているとのことでした。

イベントは1時間ほど。
クリスさんが彫刻を彫っている間、デヴィス社長とライアンさんが、新モデル”A4”についてコンセプトを説明したり、A4とA5を吹き比べて音の違いを聴かせてくれたり、ゲストの伊勢賢治さんの超ミニライブや、伊勢さん、デヴィス社長、ライアンさんの3人によるジャムセッションなどなどがありました。


面白かったのは、下記のように3Dに見える彫刻を開発中とのこと。
実際に触ってみると特にその部分だかけ盛り上がったりしているわけではなく、彫り方で3Dに見えるように工夫しているようでした。
まぁ、個人的には普通に花とかの彫刻で十分な気もしますが(笑)



一人黙々と彫刻を彫っていたクリスさんですが、1時間もせずにこのような彫刻を完成させました。
もちろんペンで下書きをした上で彫っていましたが、思ったよりも完成まで時間が早くビックリしました。


ちなみに、現行品ではキャノンボールはかなり好きな方ですが、【サキソフォン・ラボ限定】の二番管はサテンシルバーメッキ、U字管・ベル・キイはシルバーメッキの「ビックベルストーンシリーズ」が発売されているのを知り、かなり気になりました。ソプラノ、アルト、テナーがあるようですが、ソプラノが気になる。。。

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2019年11月3日日曜日

BLUE GIANT SUPREME 9巻

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BLUE GIANT SUPREMEの9巻が10/31に発売されたので早速読みました。

NUMBER FIVE初のレコーディング、およびアルバム発売、ツアーが終わったあと、大きなフェスへの出場が決まり、と順調に成長を続けるNUMBER FIVE。でも各バンドメンバーはいろいろと思うところがあり、とても興味深い流れでした。

アルバムの発売により、過去に関係のあった人たちがまた登場したりしていて嬉しかったし、大の練習の合間に水を買いに行ってお駄賃をもらっていた男の子もアルバムを見つけてビックリしていましたが、彼がその後どのような人生を辿ることになるのか、とても気になりました。

大きなフェスに関しては次回に続きますが、どんなライブを繰り広げ、観客がどんな反応を示すのか楽しみです。

ちなみに、今回もちょっとだけ気になったところが。
大がドイツへ来てすぐにお世話になったベルリンの楽器店のシーンで、下記のように結構多くのリードなどを買っていますが、「57ユーロ」(1ユーロ=約120円くらいなので、約7,000円)とのこと。
ヨーロッパだとそんなに安いのかな、と思っちゃいました。

ちなみに、巻末にBLUE NOTE社長のドン・ウォズと作者の石塚真一さんの対談が載っていますが、これも結構面白かったので、ぜひ全部読んでみてください!

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2019年10月30日水曜日

≪ライブレポート≫ボニー・ジェイムス atビルボード東京

10月29日(火)にビルボード東京にて開催されたボニー・ジェイムス(Boney James)のライブの2ndセットへ行ってきました。

チケット発売当日に電話を頑張り、整理券番号は「12番」をゲット。おかげで、ステージ中央付近の前から2席目で、すごく間近で観ることができました。

ボニー・ジェイムスのライブに行くのは今回が2回目。前回は15年以上前に、当時六本木にあったスイートベイジルというライブハウスにて、今回と同じく一夜限りのライブが開催されたのを観に行きました。
ライブ前日から風邪をひいてしまい、38度以上の熱があり、鼻水も止まらないような状態でしたが、1日だけの公演なので気力で観に行くことしに、薬や栄養ドリンクを飲んで対策し、なんとか生のボニー・ジェイムスを観ることができたんですが、奇跡的に公演の最中だけは鼻水も完全に止まり、体調が悪いことも完全に忘れていました(笑)

その後もボニー・ジェイムスの来日情報は常にチェックしていたつもりでしたが、昨日のライブ中にボニー・ジェイムスが話していた情報だと、12年ぶりの来日とのことだったので、チェックが漏れていた来日公演があったのかもです。
ただ、それにしても12年ぶりなので、今回の来日公演がそれだけ貴重だったことは確かです。

バンドの構成は、ギター、ドラムス、ベース、キーボードという順で、ステージ左側から並んでおり、PAの横にMacBookで何やらやっている人もいたので、ちょこちょこ音を足したりしていたのかもです。
ドラムセットのところに見たことない機材とか設置してあるのもちょっと気になりました。

ボニー・ジェイムスは、テナーだけでなく、アルトとソプラノも吹いてくれました。(ただソプラノは1曲のみ)
最近のアルバムの曲はあまり知らないしなぁ、とちょっと思っていましたが、大好きな「Sweet Thing」や「BodyLanguage」からも数曲演奏してくれ、その時が一番観客も盛り上がったように感じましたし、やはり彼の全盛期は「Body Language」の頃なのかな、とも思いました。(これは個人的な感想です)

ボニー・ジェイムスの音は本当に独特ですが、サブトーンが多めの艶のある音とでもいうか、どうしたらあんな音が出せるんだろう?と考えながらずっと観てました。

テナーサックス本体は、昔からのセルマー マーク6のゴールドプレート。(超貴重なもの)
マウスピースはやはりDrakeではなくメタルだったので、2018年4月29日のブログに書いたWestcoast Sax製のマウスピースと思われます。リガチャーは、昔ガーデラのKing R&Bのマウスピースを使っていた頃と同じウインスロー。

アルトサックスとソプラノサックスはどこのメーカーのものかははっきりわかりませんでしたが、ソプラノはシルバープレートでした。
マウスピースは、アルトはおそらくテナーと同じWestcoastSax製、ソプラノはDrake製でした。ソプラノもWestcoast Sax製に変えたはずだけど、戻したのかもです。リガチャーは、アルト、ソプラノ共に、テナーと同じウインスローでした。

アンコールはなんとリック・ブラウン(RickBrown)との共作である「Shake It Up」から、M02の「GrazinIn The Grass」で、リック・ブラウンのパートをギターが代わりにやっていましたが、トランペットとギターではテナーとの相性がだいぶ違い、リック・ブラウンの方が全然いいな、と思ったりしましたが、公演終了後、会計を済ませて外に出るとちょうど23時で、丸々1時間半、濃い時間を堪能できました。

今度はまた12年後ではなく、もっと早く来日して欲しいですね。

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