2017年7月30日日曜日

Drake Studio2 Prototype 【サックス用マウスピース】

最近はDrakeのStudioの8番をメインで使っていますが、フランスのとあるプレイヤーよりこんな物を入手しました。

 Drake Studio2 Prototype

そう、Prototype品(試作品)なので、おそらく世界に数本しかないものです。
(もしかしたらこの1本だけの可能性もあり)



パッと見は現行品のStudioと同じ。 もちろん、マウスピースの径とかも同じなので、同じリガチャーが使えます。




バッフル形状はこんな感じで、現行品はラーセンタイプのバッフル形状ですが、このPrototype品はガーデラのMB2のようなバッフル形状になっています。
そのため、現行品よりもエッジが立った音になります。



マウスピースのサイドに「PROTOTYPE」の刻印あり。

このStudio2が商品化されるかどうかはわかりませんが、面白いマウスピースであることは間違いないですね。


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2017年7月29日土曜日

≪イベント≫第5回 JAZZ IN FUCHU 名盤オーディオ鑑賞会

先週の日曜日に、「JAZZ IN FUCHU 第5回 名盤オーディオ鑑賞会」に参加して来ました。
会場は、前回と同じく、府中のカフェ・サンク。

■Cafe CINQ(カフェ・サンク)
http://www.cafecinq.com/company.html



今回も音喜多紀義氏選曲&解説により、下記の9曲+1曲(生演奏)を聴かせてもらいました。

1)Stars Fell On Alabama
Cannonball Adderley(As)「Cannonball Adderley Quintet In Chicago」より

2)Django
M.J.Q.「The Last Concert」より

3)Love for Sale
Cannonball Adderley(As)「Somethin' Else」より

4)You Don't Know What Love Is
John Coltrane(Ts)「BALLADS」より

5)You Don't Know What Love Is
Sonny Rollins(Ts)「SAXOPHONE COLOSSUS」より

休憩)Stardust
音喜多紀義氏によるギター生演奏


6)Golden Earrings
Ray Bryant(Pf)「Ray Bryant Trio」より

7)He's My Guy
Sarah Vaughan(Vo)「WITH CLIFFORD BROWN」より

8)S.O.S.
Wes Montgomery(Gt)「FULL HOUSE」より

9)Cleopatra's Dream
Bud Powell(Pf)「The Scene Changes」より

4)と5)は同じ「You Don't Know What Love Is」での聴き比べ。
ジョン・コルトレーンとソニー・ロリンズでは、同じ曲なのにこんなに違った感じになるのか、というのがはっきりわかり、面白い紹介でした。

音喜多紀義氏の解説では、「ロリンズの方が吹くときのアタックが強め」と言われていましたが、この「You Don't Know What Love Is」が収録されたアルバム「BALLADS」を録音する頃のコルトレーンは、マウスピースがフィットせず、速いテンポの曲を吹けなかったという背景があり、そのせいで吹き方も違っていたはずです。
(コルトレーンは数100本以上マウスピースを持っていて、中を自分で削ったりもしていた、という話も聞いたことがあります)

以下は特に解説はなかったですが、演奏しているキーが違います。
コルトレーンは一般的な黒本とかに載っている一般的なキーなのに対し、ロリンズはコルトレーンより全音低いキーで演奏してます。
それにプラス、コルトレーンはロリンズよりもオクターブ上でテーマを吹いており、アドリブに関してもコルトレーンは高音域中心、ロリンズは中低音域中心で、より聴いた感じの印象が違うと思います。

また、もともとアンブシェアという、マウスピースの咥え方が違うと言われており、それでアタックの聴こえ方は違うというのもあります。

●コルトレーン:ダブルリップ
→マウスピースを唇だけで挟み込み、マウスピースの上に歯を付けない。スタン・ゲッツやメイシオ・パーカーなどが同じ咥え方と見られる。
●ロリンズ:ファットリップ
→マウスピースの上に歯を付け(乗せ)、下唇は力を抜いた吹き方。一般的なジャズサックスプレイヤーの吹き方。

ちなみに、コルトレーンとロリンズは大の仲良しで、世界的なコルトレーン研究者の藤岡靖洋氏から直接聞いた話によると、「SAXOPHONE COLOSSUS」の録音時に、スタジオにコルトレーンが遊びに来ていたという話もあるそうです。


「8)S.O.S.」の格好いいテナーはジョニー・グリフィン。
曲の中で効果的に使われている、高い叫び声みたいな音はどうやって出すんだろうと思いましたが、フラジオ音域(※)のA(in B♭で)からのFallしてる感じですね。
ちょっとやってみたら意外と難しいので、練習してみよう。

※フラジオ:通常の運指で出るよりも上の音域を出す特殊奏法


「6)Golden Earrings」は第2回の鑑賞会に続き、2回目。
音喜多氏が初めていいアンプを買った時に聴いて、感動したと話していたので、特に思い入れがあるんでしょうね。


次回は8/26(土)だそうです。

P.S. 今年も10/8(日)のJAZZ IN FUCHUに出演させてもらえることが決まりました。楽しみです!

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2017年7月15日土曜日

≪教則DVD≫サックス フラジオ奏法 実践マニュアル:紹介

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フラジオは、サックスの通常運指よりも高い音のことですが、憧れてるけど初心者の方にはなかなか出ない人も多かったり、中級者の方でも思ったようにフラジオが当たらなかったりするという悩みを持った人が多いのではないかと思います。

そんな人のために作られたと思われるのがこの教則DVDです。
いろんな教則DVDがありますが、フラジオに特化したものはほとんどない気がします。

インストラクターは坂東邦宜さんというクラシック系の人のようです。
デモ演奏でフュージョンっぽい感じの曲を演奏してたりしますが、正直イマイチだったりします。。。
(フラジオの音も細いし)

まぁ、それは置いといて、フラジオを出すための基礎的な練習方法を段階的に説明してあり、これはこれで参考になると思います。

収録内容は下記の通り。


フラジオに悩んでる人は買ってみても損はないかなと思います。

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2017年7月12日水曜日

HARD BIRDの広告ポスター



ある洋服店の前を通ったらこんなポスターが。

パッと見て「新庄か?」「なんでサックス?」って思ったけど、ちょっと調べてみると、武田真治がCMやってるみたいだったので、新庄ではなく武田真治と判明。

それでサックスだったのね。

知らなかったけど、HARD BIRDは割と人気のある洋服ブランドみたい。


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2017年7月9日日曜日

≪雑誌≫Sax World Vol.5:読みどころ紹介

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Sax World Vol.5を読みましたので、いくつか読みどころを紹介します。

<P006 巻頭特集 伊東たけし>
伊東たけしさんって、八ヶ岳にスタジオ兼仕事場を持ってるんですね。
そのスタジオを作った経緯、この環境がもたらしてくれるいい面などに関するインタビュー記事が興味深かったです。

ちなみにマウスピースは、Theo Wanne(セオ・ワニ)のミンディ・エイベア・カスタム・モデルを使ってるんですね。(Mindi Abair自身が使っているモデル)
宮崎隆睦さんに進められて使ってみたというのも面白かったです。


<P060 菊地成孔特別寄稿 ジャズの歴史の中でのサキソフォン>
成孔さん自身が、ネットで調べたりせず、記憶に基づいて書くので、ちゃんと知りたい人は「サキソフォン物語」(マイケル・シーゲル著)を読むようにと最初に断りを入れてたりしますが、記憶に基づいてこれだけの濃い文章を書けるのはさすがでした。

興味が湧いたので、その「サキソフォン物語」も買っちゃいました。


<P078 BOB SHEPPARD誌上特別セミナー>
ボブ・シェパード氏の誌上特別セミナーですが、「多くのサックス奏者が抱えるアンブシュアの問題を解決!」というタイトルで4ページにわたり解説をしてくれています。
マイケル・ブレッカーやデイブ・リーブマンなど、数々の有名なプレイヤーが習っていたことでも有名な「ジョー・アラード奏法に学ぶ」と題して解説していたり、とても参考になると思います。

<P083 ブロウ・サックス徹底攻略法>
Bloodest Saxophoneの甲田”ヤングコーン”伸太郎氏が①グロウル、②ホンキング、③スクリーミング、④低音ぶっ放し、⑤シェイクについて解説してあり、特に①グロウルに関しては徹底解説してあり、ちょうどグロウルが必要な曲をバンドでやり始めたところなので、参考にしています。

<P110 Aerophone×Miku Yonezawa>
今話題のローランドのAerophoneについて、米澤美玖さんが紹介しています。
米澤美玖さんが参加されるわけではないですが、7月22日(土)に「EWI&エアロフォン体験セミナー」も開催されるようです。

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2017年7月2日日曜日

BLUE GIANT SUPREME 2巻 発売!

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「ブルージャイアントシュプリーム(BLUE GIANT SUPREME)」の第2巻が発売になっています。

「ブルージャイアント」は、雪祈の事故、日本一のジャズクラブ「SO BLUE」での感動的なライブをもって、10巻で完結し、新たに「ブルージャイアントシュプリーム」と名前を変え、宮本大がドイツ・ミュンヘンに旅立ちました。

ネタばれになるのであまり書きませんが、帯は下記のようになっており、新しいバンド仲間を探す大と、その中での出会いと別れが描かれています。


いつもながら、大の力強いテナーサックスの音が聴こえてくるような感じがしますし、またサックスの練習を頑張ろう、という気になります。

サックスをやってる人はもちろん、そうでない人も楽しめると思うのでオススメです!

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2017年7月1日土曜日

ヤナギサワからソプラノWOシリーズ発売決定!

アルト・テナーで話題になっているヤナギサワのWOシリーズですが、第3弾として、ソプラノWOシリーズが9月21日から発売になるそうです。

テナーのWOは吹いてみたことがありますが、操作性がよく、音色も明るめで、鳴りもいい、いいサックスだなと思いました。

ソプラノはどんな感じなのか気になります。

ちなみに、ヤナギサワのホームページよりも下記の全音(ZEN-ON)のホームページの方がソプラノWOシリーズのことを詳しく書いてあり、下記のような進化についての説明もあります。

●トーンホールの進化
●左手サイドキーの進化
●HighG、HighF#キーの進化
●右手小指キーの進化
●センター棒の進化

■ヤナギサワ ソプラノサクソフォン【WOシリーズ】新発売のご案内
http://www.zen-on.co.jp/music/yanagisawa_wo-soprano/

楽しみですね!


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RICOを買収したD'Addarioについて

サックス用リードといえばヴァンドレーン(Vandoren)とリコ(RICO)というほどその2社が有名ですが、リコがいつの間にかダダリオ(D'Addario)に変わってましたよね。

実際には、2014年にリコからダダリオウッドウィンズ(D'Addario WOODWINDS)にブランド名変更されています。
http://www.daddariowoodwinds.jp/bland.html

で、先日バンド仲間のベーシストが弦を変えたとFacebookに写真を載せており、よく見たらD'Addario製でした。


気になってちょっと調べてみると、ダダリオはもともと、ギター弦、ベース弦、バイオリン等のボウとかで有名な弦メーカーなんですね。
http://www.kcmusic.jp/daddario/category.html

「リコ」という名前が消えてしまうのは残念ですが、これも時代の流れなんですかね。。。


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