2018年12月25日火曜日

≪ライブレポート≫トニー・ラカトシュ&フェレンツ・シュネートベルガー at武蔵野スイングホール

12月16日(日)に武蔵境駅の目の前にある武蔵野スイングホールで開催された、トニー・ラカトシュ&フェレンツ・シュネートベルガーのデュオライブを聴いてきました。


ライブのMCでトニー・ラカトシュが話しているのを聴くまで知らなかったんですが、この二人のデュオライブは、昨年にも開催されていたらしく、昨年の演奏はCD化されてたりもします。

トニー・ラカトシュのことはもちろん以前から知っていましたが、生で聴くのは初めて。
しかも、ホールの最前列の真ん中付近で聴くことができました。


1曲目のギターのイントロが始まり、トニー・ラカトシュのテナーサックスの1音目を聴いた時、その会場全体を包み込むような温かい音色に感動でした。

曲によってはソプラノサックスも吹いてくれましたが、やはりテナーサックスの方が断然好きで、全曲テナーサックスでもいいのにと思ったくらいです。

ちなみに、演奏曲は静かめの曲が多かったですが、”チュニジアの夜”やボサノバの曲、ビバップの曲などもあり、バラエティに富んでいていろんな人が楽しめる選曲になっていました。

テナーサックスのマウスピースは、リンクのリガチャーを使っていたので古いリンクだと思い込んでいましたが、ライブ後にゴッツの後藤さんがトニー・ラカトシュに話しかけている際に、トニー・ラカトシュがテナーのマウスピースを指さしながら「Great piece」と言っていたので、直後に後藤さんに直接声をかけさせていただき聞いてみたら、ゴッツのMaster Vintage Brassを使っていたそうです。

■Gottsu / Master Vintage Brass
https://www.gottsu-japan.com/master/

ゴッツのMaster Vintage Brassは、1930年代のコールマン・ホーキンス氏やベン・ウェブスターなどが愛用していたMASTER LINKを現代の技術を用いて再現したものだそうです。
1930年代くらい古いマウスピースはオープニングが狭いものしかなかったりしますが、材料にこだわり、当時の音を再現し、かつ現在の一般的なオープニングである、6番(89)、7番(95)、7★番(98)、8番(102)、8★番(106)、9番(112)、9★番(119)、10番(125)というラインナップがあるみたいです。
リンク系のマウスピースを試したいと思っていたのでかなり気になりました。

ネックジョイントスクリュー、ライヤースクリューもかなり大きめのものが付いていたので、もしかしたら紫さんのものかも??

1st、2ndセットの2部構成でしたが、あっという間で、ライブ後にはサイン会もあったので、昨年のライブのCDを購入し、サインしてもらいました。


来年ももし開催されるなら、ぜひまた聴きに行きたいと思います。

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